コラム

第11回「社長とは?」
2020.11.11 齋藤敬一

働き方には4つあるとロバート・キヨサキは、「金持ち父さん、貧乏父さん」の中で解説した。

「E=従業員」「S=専門職」「B=ビジネスオーナー」「I=投資家」である。
社長は、3つのタイプに整理できる。「S」「B」「I」である。

まず「S社長」とは、クリニックの院長や美容室の美容師、弁護士事務所の所長などだ。この方たちは、本人がスペシャルな技術をお持ちで、自分で顧客の問題を解決すること自体が好きだ。

次に「B社長」とは、自分のビジネスは持っているが、そこでのオペレーションは社員や機械が行なう。実際の顧客価値の創造は、社員や機械などが受け持つのである。

最後に「I社長」は、「B」も兼ねているが、そこで生まれた資金にお金稼ぎをさせる。

この3社の社長が、病気や怪我で倒れた場合、最も業績に悪い影響が出るのは、どのタイプの社長だろうか。勿論、「S社長」である。

「S社長」でいる理由は
・自分自身が活躍することが好き
・人に任せられない

口癖は、
・忙しくて大変だ。家族とゆっくりすることもできない
・新しいことに取り組む時間がない
ということが多い。

「S社長」が陥りやすいのは、コビー博士がまとめた「7つの習慣」の第3の習慣で解説している。第一領域に、集中してしまいがちになる。

結果、新しい事を学ぶ時間も不足し、時代に取り残されたり、人生で最も大切なものを失ったりするリスクも増える。また、より大きな価値の創造もできない。それは、一人でやるよりも複数人でやる方が大きな価値を生み出しやすいからだ。

こうしたジレンマに陥る社長は多い。今回の「社長の右腕ちゃんねる」では、社長業への徹し方についてお話ししました。ぜひ、ご覧ください。

■「経営者の皆さん、いつまでプレイヤーでいるつもり? 経営に専念するために必要なこと」
https://youtu.be/g-DLGn6_JmI